アップルスクリプトとは、パソコンで行なう作業を自動化するための簡素なプログラムみたいなもんです。MacOSX専用です。MacOSXには最初からインストールされています。使い方は非常に簡単です。
●基本的な使い方 |
1 | (MacOSX 10.3〜10.5)「アプリケーション」フォルダの中の「AppleScript」フォルダの中にある「スクリプトエディタ」を開きます。 |
(MacOSX 10.6)「アプリケーション」フォルダの中の「ユーティリティ」フォルダの中にある「AppleScript エディタ」を開きます。 |
2 | このサイトに書いてあるスクリプトをコピーし、AppleScript エディタ(スクリプトエディタ)にペーストします。 |
3 | 「コンパイル」という金槌の絵のボタンを押します。念のための文法チェック機能です。正しければ、文字の色が変わります。 |
4 | 「実行」という緑のボタンを押します。スクリプトが実行されます。ものによっては動作が遅いんですが、まあ勘弁してやってください。 |
5 | スクリプトを保存するには、「ファイル」メニューから「保存」を選択します。 |
6 | 保存ダイアログの「フォーマット」はとりあえず「スクリプト」で。 |
| 再びスクリプトを実行したいときは、保存したスクリプトを開き、実行ボタンを押します。なお、保存時のフォーマットを「アプリケーション」にすれば、それを開くだけで実行できるようになります。 |
(MacOSX10.3)MacOSX10.3にインストールされているAppleScriptには、スクリプトをアプリケーション形式で保存すると日本語が通らないという重大なバグがあります。もしアプリケーション形式で保存する場合には、以下の手順で日本語に対応させてください。
(1) 保存時の「フォーマット」を「アプリケーションバンドル」に。 (2) Finderで「Japanese.lproj」という名前の空フォルダを作っておく。 (3) Finderで(1)で保存したアプリを選択し、情報を見る=>言語=>追加で、(2)のJapanese.lprojを選ぶ。 (4) 情報を見る=>言語で、「Japanese」にチェックがついていることを確認。 |
●スクリプトメニューの使い方 |
1 | (MacOSX 10.3〜10.5)「アプリケーション」フォルダの中の「AppleScript」フォルダの中にある「AppleScript ユーティリティ」を開き、「メニューバーにスクリプトメニューを表示」をチェックします。 |
(MacOSX 10.6)「AppleScript エディタ」を開き、メニューから「環境設定」を選び、「メニューバーにスクリプトメニューを表示」をチェックします。 |
2 | メニューバーの右側に「S」を図案化したアップルスクリプトのマークが出現します。 |
3 | 「Sマーク」>「スクリプトフォルダを開く」>「ユーザスクリプトフォルダを開く」で出てきたフォルダに任意のスクリプトを入れておけば、このメニューからスクリプトを実行することが可能になります。 |
「Sマーク」>「スクリプトフォルダを開く」>「(アプリケーションの名前)スクリプトフォルダを開く」で出てきたフォルダに入れると、そのアプリケーションを立ち上げているときだけそのスクリプトがメニューに現れます。 |
| スクリプトメニューからスクリプトを実行すると、動作がかなり遅くなることがあります。原因は不明です。 |
●その他 |
「システム環境設定」の「ユニバーサルアクセス」を開き、「補助装置にアクセスできるようにする」をチェックすると、このサイトに書いてある一部のSafari用のスクリプトが使えるようになります。 |
便利なユーティリティとして、コマンドキーにアップルスクリプトを割り当てられる「iKey」、コンテクストメニューからアップルスクリプトを実行できる「AmScriptsCMX」などがあります |